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3月28日 きみ姉ちゃんのこと


大好きだったきみ姉ちゃんの誕生日、3月28日が今年もやってきました。

今日は、私の思い出話です。



母方の祖父母の家で育った私。
身体が弱くお嫁にいけないまま祖父母のもとで一緒に暮らしていた、母の五つ違いの姉、
私にとっては伯母にあたるその人を、小さいころからきみ姉ちゃんと呼んでいました。

ほんとの名前があるのですが、あまりの身体の弱さに、元気になるよう祈りをこめて
祖父母が『きみえ』と改名させていたのです。

雪のように白いツヤツヤした肌と、大きな目が人の目を引き、弱くてもいいから・・・
と、お嫁にほしいと言う申し出もたくさんあったそう。
控えめに目立たないように生活しながらも、持ち前の明るさと肝っ玉の太さで、
誰にも愛された人でした。

年の半分近くを寝込んだりしながら、元気な時には食事を作ったり、
編み物をしたり、洋裁をしたり。
その姉の影響で私の母も、手作りを楽しむようになったのだと思います。
私がよく、blogのなかで母の作品と言っているものの中には、たぶんきみ姉ちゃんの
物もたくさんあるはず。
二人ともいなくなってしまった今、それがどちらの手にかかったものなのか、
定かではないのです。

私が、大学受験のとき、いつになくひどい寝込みようで、夜一番遅くまで起きていた私が、
きみ姉ちゃんの様態を確認して寝るのが日課になっていました。
母に話しにくい彼の話や、バイトの愚痴など、何でも話せていたきみ姉ちゃんが
それから、数年後、ついに入院することになりました。
母は家で祖父母の世話があるため、伯母の世話は私の役目。
その病院でのほとんどに日々を、私も寝泊りしながら一緒に生活していたのに、
ある日突然、母が替わって泊まってくれることになりました。

ゆっくりゆっくり家でお風呂に入り、テレビを見て、好きなことをして眠った翌朝、
きみ姉ちゃんは帰らぬ人になってしまいました。
病院からの連絡があったとき、なぜか間に合わないとは思えず、
『私が早く着いてあげないと、きみ姉ちゃんは安心して天国に行けない。』
と、暗い道を車をとばして病院へ戻ったことをよく覚えています。

大好きだったきみ姉ちゃん。
人並みの幸せには手が届かなかったけれど、家族のいっぱいの愛情に
包まれてあたたかい人生を送れましたか?
私はきみ姉ちゃんの、宝物として役目を果たせていましたか?

亡くなった日よりも、生まれた日を祝ってあげるほうが似合っているような気がして、
今でも3月28日は、私にとっては、きみ姉ちゃんの日なのです。
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Commented by manapy5 at 2010-03-30 10:48
ume-no_ivory さんは素敵な人たちに囲まれて育ったのですね
世間で言う、幸せな人生。それとはちょっと違ったかもしれませんが、入院と言う辛い境遇を知っている叔母さまにとっては暖かい帰る場所があるというのはものすごく心強かったことと思います
美しい思い出を大切にしてくださいね☆

Commented by はなママ at 2010-03-30 14:25 x
私にも、何でも話せるおばさんがいました。
もう亡くなってしまいましたけど、その時の悲しい気持ちや、
何もしてあげられなかった申し訳なかった気持ちを思い出しました。

結婚されなかった伯母様にとっては、ume-no_ivoryさんは
まさに子供のように可愛かったことでしょう。
たぶん、その存在だけで充分幸せを分けてあげられていたのでは
ないかしら。
これからも、事あるごとに思い出してあげることが、天国の伯母様にも
きっと伝わっていると思います。
Commented by maomao at 2010-03-31 17:47 x
こんにちは。
そんな話があったのですね……
ume-no_ivoryさんに会うといつも日常の中にある見逃しがちな小さな幸せに気づかされることが沢山あります。
原点の一つにきみお姉さんの存在もあったのですね。。。
幸せは人それぞれ。それぞれの形があって自分の置かれた状況を「不幸と嘆く」も「幸せと感謝する」のも自分自身。忘れがちな当たり前の事にいつも気づかせてもらってます。

素敵なお話をありがとう。 
春のあたたかさを運んでくるこの季節、きみお姉さんにピッタリのお誕生日ですね。


     
Commented by ume-no_ivory at 2010-04-01 11:41
manapy5さんへ♪
 優しい家族につつまれた生活が普通だと思っていましたが、
 いなくなってみて初めて、その存在の大きさに気づかされました。
 時には反抗してみたこともあったけど、今となっては影響大!です。
 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
Commented by ume-no_ivory at 2010-04-01 11:42
はなママさんへ♪
 やっぱりそんな伯母様いらっしゃいましたか?
 不思議と安らぐ存在だったりしますよね。

 私の存在だけでも幸せだった。。。。その言葉を読んで、
 涙が出てしまいました。
 ありがとうございます。
Commented by ume-no_ivory at 2010-04-01 11:45
maomaoさんへ♪
 そうなんです。
 今となってはその存在さえほとんど思い出してくれる人のない
 きみ姉ちゃんのことを、今回はお話したかったのです。

 『自分の置かれた状況を「不幸と嘆く」も「幸せと感謝する」のも
 自分自身』、まさにおっしゃるとおりですね。
 心の持ち方で幸せをたくさん感じられる毎日を送りたいです。
by ume-no_ivory | 2010-03-28 11:05 | 家族 | Trackback | Comments(6)