先日、遠くに住む従兄から柿が届きました。
富有柿の産地で育った私から見たら、ちょっと小さ目?
今年初物、母の命日も近いのでさっそくお仏壇にお供えして、
何の品種だろうと思いながら従兄に連絡すると。。。。
驚いたことに、十数年前に送った実家の辺りの柿の種を植えていたら、
芽が出たその木になった柿なんだそうです。
そう、今日10月18日は母の22回目の命日でした。
何だか今年は、10月に入ってからずっと母のことを思っていました。
ここ数年、自分たちの毎日の生活でいっぱいいっぱいだったのですが、
ようやく母のことを思い出すくらいに日々に余裕ができたという事かも
しれません。
命日の今日は、母の好きだった洋菓子と花屋さんで見つけた紫の花を
お仏壇にお供えしました。
最近、いつもベランダで育てている雑草に近いくらいの(笑)自家製花ばかり
仏様にお供えしていたので、たまには洋風の花でもいいかなぁと。
母のお習字の雅号は、『紫水』。
紫色の花をお供えして、悦に入っている私です。
上の写真に写っている松ぼっくりは、母と二人で旅した奈良で
拾ってきたものです。
もう25年も前の大切な思い出の松ぼっくりです。
母はずっと仕事をしていたし、祖父母と同居もしていたので、
一緒に旅行をした思い出はほとんどありませんでした。
私が大人になってから、旅行を計画したこともありましたが、
そのたびに家族の具合が悪くなったりしてなかなか実現しませんでした。
祖母が亡くなって母と二人暮らしになった時、
初めて奈良と比叡山延暦寺に2泊3日で行き、
東京に住む伯母夫婦も途中で合流して、
私にとっては唯一の、母との至福の旅の思い出。
その時何気なく拾った松ぼっくりですが、今では大切なインテリアになって、
いつもリビングに飾っています。